
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」に行ってきました。
~お化けたちはこうして生まれた~と題されるように、水木しげる先生の仕事から、どのようにして妖怪たちが生まれたのかがよく分かる展覧会でした。
原画が多数展示され、仕事場の様子も再現されるなど、見ごたえのある展示でした!
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展とは?
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展は、過去にも東京や名古屋、横浜などを巡回している人気の展覧会です。

水木しげる(1922-2015)
日本を代表する漫画家。
代表作「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ多くの妖怪作品がある。
幼少期から妖怪に興味を持ち、妖怪研究に没頭した水木先生は、漫画を通じて現代日本に妖怪文化を根付かせ、妖怪ブームを牽引しました。
公式サイト水木しげるの妖怪 百鬼夜行展より
本展は水木しげるの妖怪画の創作の裏側や具体的手法に注目した展覧会です。妖怪関連資料や書籍、漫画作品の原稿を公開するほか、妖怪画の原画も多数展示し、先人たちが築いてきた妖怪文化を継承しつつ、さらに豊かなものに発展させた水木しげるの仕事に迫ります。
開催概要
◆会期
2026年4月4日(土)〜6月14日(日)
◆会場
静岡市美術館
静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3F
◆駐車場
周辺駐車場を利用
◆観覧料金
一般1,600円、大高生・70歳以上1,200円、中学生以下無料
◆休館日
月曜日
◆アクセス
□車
東名静岡ICより約15分
□電車
JR静岡駅北口より地下道を利用して徒歩3分
静岡鉄道新静岡駅より徒歩5分
◆公式ホームページhttps://shizubi.jp/exhibition/20260404_mizukishigeru/260404_01.php
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展レビュー

美術館のエレベーターから妖怪ムード♪

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展に実際に訪れたレビューです。
訪れたのは、
2026年5月9日(土)
混雑状況


訪れたのは、土曜日でしたが、ゴールデンウィークも終わり混雑はなかったです。
時間は11時30分頃に入場しましたが、混雑もなくゆっくりと落ち着いて観覧できました。
お昼過ぎから子供連れの家族が増えた気がしましたが、子どもは原画を見るのもあっさりでサーっと過ぎ去っていきました。
中学生以下は、無料なので子供連れにも嬉しいですね。
展覧会の見どころ
- 原画・原稿が多数展示
- 妖怪画制作の具体的な手法に注目
- 仕事場など創作の裏側にも注目
- 妖怪が生まれた背景に迫った展示が魅力
- 水木しげるが影響を受けた絵師の古本も展示
- 原画の百鬼夜行が楽しい
- ぬりかべ・べとべとさんなどの立体展示もある
- 一部、写真撮影OKのコーナーもある
- 妖怪カメラARスポットなど最近の楽しみ方もある
第1章 水木しげるの妖怪人生
幼少期から妖怪に興味があった水木しげる氏。
「のんのんばあ」に妖怪について教えてもらっていました。
故郷である境港では、「べとべとさん」に遭遇したといいます。
従軍時代には、激戦地ラバウルで「ぬりかべ」のようなものに遭遇するという怪奇現象も体験しています。
戦後、漫画家となり妖怪を題材に作品が生み出されていきます。
第2章 古書店妖怪探訪
神田の古書店街を練り歩き、妖怪の資料・本を集めていました。
その中でも、鳥山石燕の「画図百鬼夜行」や柳田國男の「妖怪談義」は、水木しげるの妖怪研究に大きな影響を与えたとされています。
第3章 水木しげるの妖怪工房
妖怪画制作の具体的な手法について
「絵師からの継承」
「文字情報から創作」
「様々な資料から創作」
の3パターンに分けて水木しげるの妖怪が生まれた背景に迫った展示です。
絵師「鳥山石燕」の妖怪に敬意を示し、ありのままを継承。
水木しげるの言葉より
妖怪は、昔の人の残した遺産だから、その型を尊重し、後世に伝えるのがよい
柳田國男の「妖怪談義」については、妖怪に魅せられ、その妖怪の形がなかったため、文字情報から想像をかきたて妖怪が生まれました。
ただの一反の白い木綿の布から「一反木綿」という妖怪の姿が描き出されました。
「砂かけ婆」は、「妖怪談義」や、三重県の上野天神祭の資料など様々な文章や資料と組み合わせた創作から生まれました。

なるほど!テーマにあるように
~お化けたちはこうして生まれた~
第4章 水木しげるの百鬼夜行

原画を多数展示!
妖怪が大集合♪
まさに、水木しげるの世界観!
水木しげるの妖怪は、ただ恐ろしい妖怪ばかりではありません。
悪い妖怪にも愛嬌があり、コミカルで憎めない所が魅力です。
背景も、とても細かい部分まで丁寧に描き込まれています。
本当にそこに妖怪がいるかのような気配さえ感じます。
水木しげるの名言
展示の所どころに、水木しげるの言葉が紹介されていました。
妖怪研究に真摯に向き合い、妖怪への情熱を感じることができる言葉がたくさんありました。
水木しげるの言葉より
(中略)
なるべく、むかしの日本人が考えていたような妖怪を再現してみようというのが僕の考えだった。
妖怪の中にむかしの人々の気持ちが、いろいろ込められているような気がしてならないからだ。
水木しげるの言葉より
日本は電気が普及して日本国中明るくなりすぎたのに加え、
世の中全体が百鬼夜行の様相になったのに怯え、
本物の妖怪たちが姿を消しつつある。
深夜までネオンが輝き賑やかで、明るさと音で溢れた現代では、妖怪の気配を感じるのは難しいことだと思います。
現代の人間の世界は、妖怪も怯えるような恐ろしい世界なのかもしれません。
いろいろと考えさせられる言葉です。
写真撮影OKのコーナーもある

展示のほとんどが、写真撮影禁止となっていますが、一部写真撮影OKのコーナーもありました。
最後のコーナー「これより先は撮影OKです」の表示からは写真撮影が可能となります。
「ぬりかべ」写真撮影コーナー

「ぬりかべ」と一緒に写真撮影できます♪
妖怪カメラAR

妖怪カメラARスポットなど最近の楽しみ方もありました。


アプリを入れて、画面をかざすと、妖怪が現れます!


まとめ 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展は、「妖怪たちがどのようにして生まれたのか」をテーマに、創作の裏側や手法に注目した展覧会でした。
背景の細部まで細かく書き込まれた原画、仕事場の再現など見どころ満載でした。
先人の妖怪文化に敬意を持ち継承しつつ、さらに豊かな想像力と探求心で妖怪文化を発展させた水木しげるの妖怪への情熱、生き様が偲ばれます。
また、水木しげるの故郷である境港に行ってみたくなりました。
👇水木しげるの妖怪本を紹介した記事はこちらから
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