「やくならマグカップも」ロケ地!多治見「おりべかっぱ広場」の河童に会いに

妖怪スポット
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ねこまたや
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訪れたのは2025年1月13日(月)祝日
実際に「おりべかっぱ広場」を訪れた時のレポートとともに河童をご紹介!
アニメ「やくならマグカップも」のロケ地巡りにもオススメ!

ながせ商店街にいるかっぱ

おりべかっぱ広場」は多治見市本町のながせ商店街にあります。
ながせ通りを歩いていてどこに?と思っていたら小さな河童の奥の方に大きな河童が見えてきました。

多治見は、美濃焼の産地で有名な地域です。
かっぱの色、風合いといい「美濃焼」の雰囲気とマッチしています。

お父さん河童?は読書中?勉強家ですね~

お母さん河童?は赤ちゃん河童を抱っこしています。子沢山!
育児、大変そう!目を閉じています。少しお休み中かな?

子供河童?タヌキさんにも見えます。可愛らしい河童。

あっかんべー😜しているお茶目な河童もいました。

下記の「MAYパーク多治見ながせ駐車場」に停めてゆっくり散策するのがオススメです。

広くて、「2時間迄無料」は嬉しいです。

多治見と河童 

多治見 河童伝説

多治見の町にも河童の伝説がありました。

『皿を割られたかっぱ様』(たじみかっぱ物語)

むかしむかしのこと。

まいにち日照りがつづき、田んぼも畑も干からびる寸前やった。
たじみの村の衆たちは、雨が降らんので何とか降らそうと、水の神様の使いと言われるかっぱ様を祀り、なん日も太鼓をたたき続けて雨乞いをしたそうな。
するとどうだろう、天から恵みの雨がぽつ、ぽつ、ざあ、ざあと降ってきて、苗はすくすく育ち、その年の秋にはとても見事な稲が実った。
それからは、毎年毎年、かっぱ様を祀り、太鼓をたたいて雨乞いをし、おかげで豊作が続いたそうな。
ずっと豊作が続いたので、みんなええ気になっておった。ある時、たじみの村の衆たちは、ひょんな事から、かっぱ様の祠(ほこら)を土岐川のふちに移してしまった。
怒ったかっぱ様は、雨を降らすどころか、川まで氾らんさせてしまったので、それはそれは大変やった!
たじみは、まちごと水浸しになり、田んぼも家も、何もかも流されてしまった。
お寺のほとけ様も尾張の方まで流されていってしまったらしい。
そこで、村の衆たちは、今度は、太鼓をたたいて龍神様を呼んだ。
龍神様は、勢いよく現れて、あばれているかっぱ様の頭のお皿を割ったそうな。
すると、川の水は、みるみるかっぱ様のお皿の中に吸い込まれていって、いっきに静かになったそうな。
皿を割られ水を無くしたかっぱ様は、息も絶え絶え、龍神様の足元にひざまづいておとなしくしていたら、龍神様は、かっぱ様に新しいお皿をつけてあげて、お酒をかわしながら、もうあばれない約束をして、土岐川に住まわせたそうな。
さてさて命を助けてもらって、かっぱ様が住みはじめた土岐川には、もともとうなぎがたくさんおって、焼き物が盛んな多治見の窯元の職人衆はあつい火もとの作業で、精をつけなくてはならんので、その土岐川のうなぎを重宝がって、よく食べていたそうな。
そんなことを知ってかどうか、いつの頃からか、かっぱ様もうなぎをたくさん食べるようになり、元気になってからは、あつい夏の盛りにも命をちぢめることもなく、たじみの村の衆と元気に仲良くくらしたそうな・・・・・・・。

うながっぱ公式ササイトhttps://unagappa.com/profile/tajimi-story/

多治見市のマスコットキャラクター「うながっぱ」

©多治見市公式マスコットキャラクター「うながっぱ」キャラクターデザイン:やなせたかし

「うながっぱ」は「アンパンマン」で有名な漫画家「やなせたかし」さんがデザイン。
うながっぱのグッズも色々とあります。

「うながっぱ」は『皿を割られたかっぱ様』の話が起源とのことです。

頭には河童の皿、口も河童の口、手と尻尾はウナギのひれが付き、河童とウナギをミックスしたような姿をしています。

うながっぱ公式サイトによると、「多治見の町があまりにも暑いので、この暑さにあやかって、町を熱く元気にしよう!」と登場した。
美濃焼のまち多治見では、昔から陶工たちが窯の炎の熱さで消耗した体力を回復するために、栄養価の高い「うなぎ」が重宝されてきました。そのため、現在でも多治見市内に多数のうなぎ屋があります。

アニメ「やくならマグカップも」ロケ地!「やくも」の世界へ

「ロケ地観光パネル」©プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも制作委員会

アニメ「やくならマグカップも」通称:「やくも」は、”女子高生×陶芸”がテーマ。

「やくも」は河童伝説が残る多治見市が舞台。
陶芸に打ち込む女子高生たちの姿を描いた作品。
かっぱ様が祀られている公園にアニメの主人公たちが訪れるシーンがあります。
他にも本町オリベストリートやながせ商店街などが登場します。
私は妖怪好きで来ましたが、アニメ好きの方はロケ地を巡るのも楽しいです!
是非、ステキな河童と記念撮影を!

「やくならマグカップも」劇場版上映会

ねこまたや
ねこまたや

2025年3月22日(土)多治見で劇場版上映会やイベントなどを開催!

当日はアニメスタッフとゆかりの地を回るツアーや、声優らを招いたトークショーなどの企画が開催されるようです。

やくならマグカップも活用推進協議会 ©プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも制作委員会劇場版「やくならマグカップも」-アニメ総集編

当日は、上映会、トークショー、グッズの販売などもあるようです。
インターネットから申し込みでき、応募多数の場合は抽選となる。(受付は2025年2月14日まで)

アニメスタッフとロケ地を回るツアー

当日は、JR多治見駅をスタートして、シリーズ脚本・構成を手掛けた荒川さんらとながせ商店街を巡るバスツアーも開催。

参加者には上映会の特等席、イラストのプレゼントなどの特典もあるそうです。
料金は、多治見ならではの「うなぎ丼」の昼食付で1人17800円(定員40人)

詳しくは公式サイトでご確認ください。

ながせ商店街をのんびり散歩

まっすぐ伸びるながせ通り。通りの両側にお店があります。

「やくならマグカップも」にも登場する建物。

商店街には、アニメのキャラクターの旗がところどころにあります。

昭和レトロな雰囲気も素敵な商店街

昔ながらのお店と新しいお店が融合している商店街。
お洒落なサンドイッチ専門店などもあり、ゆっくりと散歩をするのも楽しいです。

創業昭和50年(1975年)の「喫茶木馬」

喫茶木馬の外観

まさに、「昭和の良き喫茶店」!
昭和50年(1975年)創業なので、開業50年になります!!
常連さんをはじめ、たくさんの方に愛され続けているお店なんですね。
ベテランのお店の方が、1人でテキパキと調理され、素敵です。

喫茶木馬の内観 

店内は、昭和ムードあふれる懐かしい空間。
店内奥に「木馬」の文字が!ぬくもりを感じる木の看板。

創業以来のコーヒーミルで挽くオリジナルブレンド。
粗挽きネルドリップ方式で、挽き立ての本格的なコーヒーがいただけます。

昔ながらの「ナポリタン」をいただきました!
コーヒー、ナポリタン、焼きそば、オムライスなどのメニューがあり、とても良心的なお値段でした。

レトロな趣の本屋&カフェ

ながせ通りを歩いていると、昭和レトロな趣の「ヒラクビル」という建物が!
「ヒラクビル」は、この場所から多治見の未来や訪れる人の可能性が「ひらいて」いくことを願って名付けられました。

もともと宝石や眼鏡、時計を売っていたビルをリノベーションした建物です。

「ヒラクビル」外観

1階には「ひらく本屋」、「喫茶わに」。
2階には「ひらく本屋」、シェアオフィス、レンタルルームもあります。
本屋のお隣に喫茶店があり、本屋の本を自由に持ち込み読めるようです。
私が行った時には、三連休の祭日で満席でした。

1階と2階に並ぶ本は、大型書店と比べたら多くはないですが、本のチョイスがとっても面白い!
ちょっと珍しい本に出合える、美術館みたいな、ワクワクする本屋です。
本の他にも文具や器などの雑貨も並んでいました。

「ヒラクビル」2階から撮影 

リノベーション前の宝石・眼鏡・時計を売られていたビルの面影も感じられるような趣。
階段、柱、シャンデリアなどレトロモダンな趣が素敵!!

2階の本棚

2階には、モザイクタイルを使った珍しい本棚に目が行きました。
多治見笠原町はタイルが有名。タイルを活用した本棚が素敵です。

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