道の駅大歩危「妖怪屋敷」の愉快な妖怪たちに会える！徳島・秘境の旅！

妖怪たちと不思議な旅！道の駅大歩危の魅力を探る

基本情報

「道の駅大歩危」の魅力

「道の駅大歩危」には、お土産品、地元で獲れた食材を活かしたジビエバーガーなどの販売の他、さまざまな妖怪の展示物などがあり、見どころ満載です。

駐車場の展望台からは、素晴らしい景色を眺めることができます♪

駐車場から店内に向かう途中に、木彫りの河童の妖怪「エンコ」の姿があります。
エンコ（河童）の緑色の足跡が店内へと案内してくれます！

入り口から妖怪に歓迎されます👻

妖怪との記念撮影スポットもあり楽しい場所です♪

オリジナルの妖怪のグッズや、ガチャもあります。

売店で妖怪フィギュアを購入！
闇夜で光る無彩色蓄光タイプの「大天狗」でした！

２階には、「石の博物館」もあり、世界の珍しい石が展示されています。

道の駅大歩危「妖怪屋敷」の魅力とは？

素朴でユーモラスな妖怪たち

道の駅の入り口、店内ではユーモラスな妖怪たちが楽しませてくれます。
「妖怪屋敷」に入場すると、もっとたくさんの妖怪たちに会うことができます♪

受付で入場券を購入して、駅の改札のようなゲートで入場券をタッチして入場です♪
児啼爺（こなきじじい）がお出迎え！

天井を見上げると、巨大な大天狗が現れました！

入場してすぐのところで、ちょっとおとぼけな？妖怪が指を指して順路を案内してくれます！

地域の方が制作した「妖怪屋敷」の妖怪たちは、恐ろしい妖怪なのに、どこかユーモラスで愛嬌があります。

【仏の川の入道】
仏の川と呼ばれる場所には、頭の大きさが約１５０㎝、身長が７mほどもある大入道がおった。
それに出逢うた人が患って亡くなることが１９２０年代の中頃まであった。
そのため、「あそこは夜に1人で通ってはならん」と言われておった。

「妖怪屋敷」説明文より

下の写真が妖怪「大入道」。

中には、小さいお子さんだと泣いてしまうかも？しれないような怖いコーナーもあります！
「大入道」の横にあるカーテンの向こうの暗闇は、ちょっと不気味です！

暗くて不気味な部屋を抜けると、巨大な閻魔大王が睨みを利かせています
上を見ると子供を連れ去る烏天狗の姿が！

子供から大人まで楽しみながら学べる

屋敷内には、さまざまな妖怪の展示があり、実際に歩きながら楽しむことができます。
屋敷内の装飾や演出も工夫されており、訪れる人々を楽しませています。

子供から大人まで楽しめる内容が盛りだくさんで、家族連れにもおすすめのスポットです。
妖怪の物語を学びながら楽しむことができる貴重な体験です。
妖怪屋敷は、地域の文化や伝説を学ぶこともできます。

「妖怪絵巻」も素敵です。

妖怪に関するクイズやゲームもあり、家族で楽しむことができます。

「尻子玉ハンターENKO」
画面に映った自分の姿で尻子玉を叩いて得点をゲット！

「えれきてる紙芝居」
えれきてるの紙芝居！ネーミングが最高！

懐かしさを感じる「紙芝居」を画面で楽しめます。
観たいお話の番号を押すと上映が始まります。

三好市山城町の妖怪伝説

水木しげる認定の怪遺産「妖怪村」

三好市山城町は、たくさんの妖怪伝説が残っているということで、２００８年に世界妖怪協会（初代会長・水木しげる氏）から「後世に遺すべき怪遺産」として認定されています。
認定の理由は、妖怪の種類５０種（ほかに憑き物７種）、妖怪伝承の場所１１０か所以上という多さに一因があるとのことです。

山城町に伝わる妖怪伝説

日本民俗学の創始者である柳田國男氏が全国の主な妖怪８０種を紹介した「妖怪名彙」のなかにも山城町の妖怪が４種（コナキジジイ、ヤギョウサン、クビキレウマ、タカニュウドウ）掲載されています。
妖怪が出没したとされている滝、淵、岩、巨樹などの自然物は２０数か所伝えられ、妖怪名が正徳検地帳や明治初期の土地台帳に小字として残っているものも現存しているそうです。

山城町は平地がほとんどないな山里で、一歩あやまれば命がない危険な所が無数あり、全国有数の地滑り地帯でもあります。
そこで暮らすにはそれなりの注意力と身を守る知恵が必要でした。
崖や淵など事故死や災害のあった危険な場所、奥山の水源地や母樹林の山の神の森などの荒らしてはいけない所には必ずと言っていいほど妖怪話しがあり、危険な所に近づいたり自然を荒らしたり、暗くなるまで奥山にいたり、親の言うことを聞かない子供には恐ろしい妖怪が待ち構えているのです。

妖怪屋敷「暮らしに生きる妖怪たち、怪遺産認定こなき爺の里　大歩危妖怪村」より

徳島県の最西端に位置する山城町は、深い山あいにあり、土佐（高知県）、伊予（愛媛県）に接する国ざかいの地。
国ざかいの地には、知らない人や盗賊や悪い人が訪ねてくることもあった。
大人たちが子供に危険な場所には、近づかないよう恐ろしい妖怪がいると語り継ぐことで、子供たちに教えを説いてきたのだといわれています。

こなき爺の里「大歩危妖怪村」

徳島県三好市山城町は、水木しげる氏の「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪「こなき爺」の古郷でもあります。
「ゲゲゲの鬼太郎」では、鬼太郎の良き仲間ですが、本当は恐ろしい妖怪のようです。

こなき爺
老人の姿をしていますが、赤ん坊の泣き声で人の気をひきつけ、近寄ってきた人にしがみつく妖怪。ちょっとずるい手口。
しがみつかれると、恐ろしい！
こなき爺の体重がどんどん重くなり、しがみついて離れなくなり、最後には・・・。

子泣きラーメンも食べられるようです。

「道の駅大歩危」周辺の絶景スポット

祖谷渓の絶景

道の駅大歩危の周辺には、圧倒的なスケールの大自然があります。

「祖谷」は日本三大秘境にも選ばれています。
日本三大秘境といわれているのは、以下の３か所です。
☆岐阜県の白川郷
☆宮崎県の椎葉村
☆徳島県の祖谷

特に、祖谷渓の絶景やかずら橋など、自然を満喫できる場所があります。
美しい風景を楽しみながら、四国の自然を満喫することができます。

祖谷のかずら橋

祖谷渓は、道の駅大歩危からアクセスしやすい絶景スポットです。
特に、秋の紅葉シーズンはおすすめです。

「祖谷のかずら橋」は、国の重要文化財にも登録されている景勝地。
祖谷川に架かるシラクチカズラの橋で、日本三奇橋にも数えられています。
長さ４５m、幅２ｍ。
水面上１４ｍの高さの橋の隙間から下の川が見え、渡るのに緊張します！
数人が渡ると揺れて、スリル満点！

琵琶の滝

祖谷のかずら橋から歩いて下に降りていくと、数分で「琵琶の滝」があります。
歩道からすぐのところにあります。
昔、平家の落人が集い、琵琶の音を聞きながら遠く離れた京の都を偲んだと伝えられています。

落差５０mの迫力！
マイナスイオンたっぷり♪

郷土料理

かずら橋付近には、祖谷の郷土料理のお店があります。
名物「でこまわし」は、そば団子、祖谷のジャガイモ、豆腐、こんにゃくを串にさして甘みそをつけて焼いた郷土料理。
清流でとれたアユ、アメゴも美味しそうです。
蕎麦は短く太めです。素朴でやさしいお味です。

まとめ～徳島・秘境の旅～

「祖谷渓・大歩危」の雄大な大自然と、ユーモラスな妖怪たちに癒される不思議な旅を是非！
妖怪に興味がある方は、「道の駅大歩危」に立ち寄ってみてください。