
年齢を重ねてきた私は、ここ何年か「天然素材」がお気に入りとなっています。
更年期で汗をかいたり、敏感肌で皮膚がかゆくなる私にも、「天然素材」は頼もしい味方でもあります!
綿、麻、毛、絹など漢字で表せる「天然素材」が、「心地いい」と感じています。

天然素材は、肌にやさしく快適で、季節、年齢を問わず心地よく使用できるのが最大の魅力です。
さらに環境負荷が少なく、長く使うほど風合いが増す点も特徴です。
天然素材の「心地よさ」をご紹介します。
天然素材とは?
天然素材とは、自然界に存在するものの繊維を使って作られる素材のこと。
綿(コットン)や麻(リネン)や、黄麻(ジュート)などの「植物繊維」と、ウールや絹(シルク)、アルパカ、カシミヤ、アンゴラなどの「動物繊維」があります。
代表的な「植物繊維」
綿(コットン)
綿(コットン)は、木綿植物の種子につく綿花を使って作られる素材です。
ふわふわ綿花をねじって糸状の繊維に。
中が空洞になっていて、空気を多く含んでいます。
綿(コットン)素材の生地は吸水性が高く、汗をよく吸い取るので赤ちゃんの肌着に使われることもあります。
やわらかな肌触りで、年齢を問わず快適に身につけることができます。
洗濯なども扱いやすく、衛生的で使いやすい点も大きなメリットです。
麻(リネン、ラミーなど)
麻は、植物の茎の繊維を使って作られる素材です。
リネンはやわらかくしなやかな風合いを 、ラミーはハリ・コシがあり光沢を感じられます。
さらっとした肌触りで、ハリがあり「シャリ感」があります。
繊維の中が空洞になっている ため、吸湿性・速乾性・保温性に優れ、使い心地は一年中快適。
また、麻は天然素材のなかで最も丈夫と言われています。
使うほどに肌になじんで味のある風合いになる。
代表的な「動物繊維」
羊毛(ウール)
ウールは、羊毛を加工して作られる繊維です。
保温性と吸放湿性に優れている。
絡み合う毛の隙間に熱を溜め込む構造で、温かさが持続します。
温度を下げずに吸湿した汗や湿気を逃がすことができるため、特に冬には欠かせない素材です。
絹(シルク)
シルクは、蚕の繭から取れる繊維です。
天然繊維のなかでは特に細く、光沢があり上品な質感となめらかな肌触りです。
高級素材としても知られています。
保温性・保湿性・発散性にも優れ、夏はさわやかに、冬は暖かく使えるというメリットもあります。
素材ごとの特徴と注意点
| 素材 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 綿(コットン) | 柔らかく吸湿性に優れる。赤ちゃんの肌着にも使われるほど安心 | 吸収性が高い反面、カビが発生しやすい 色あせに注意 |
| 麻(リネン) | 丈夫でさらりとした肌触り ハリがありシャリ感がある 速乾性が高い | シワができやすい |
| 絹(シルク) | 光沢があり上品。保温・保湿・発散性に優れる | シミや黄ばみなどの変色に弱い |
| 毛(ウール・カシミヤ) | 保温性が高く冬に最適 | 水洗いに不向き、縮みやすい 虫に食べられやすい |
🌱 天然素材の魅力
天然素材の魅力とは?
- 肌にやさしい
綿や麻、絹など自然の素材は、敏感肌でも安心して着られるほど刺激が少なく、柔らかな肌触りがあります。
そのため、アレルギーや肌荒れの リスクが少なく、敏感肌の方にもやさしい。 - 吸湿性・通気性に優れる
コットンやリネンは繊維の中が空洞になっているため、夏は涼しく冬は暖かい。蒸れにくく快適です 。
特に「ガーゼ」は、吸湿・発散性が高く保湿性と吸水性に優れています。
夏など汗をかいても素早く汗を吸い、発散させるので快適です。 - 保温性が高い
ウールやカシミヤは空気を含みやすく、寒い季節でも温かさを逃しません 。 - 調温・調湿性がある
天然の繊維が呼吸しているように、季節や体温に合わせて湿気を調節してくれます。 - 静電気が起こりにくい
化学繊維に比べて静電気が発生しづらく、ホコリやゴミが付きにくいので清潔を保ちやすい。 - 環境にやさしい
石油由来の化学繊維と違い、天然素材は自然由来で生分解性があり自然に還るため、環境負荷が少ない 。 - 風合いの変化を楽しめる
長く着るほどに肌なじみが良くなり、経年変化を楽しめるのも天然素材ならでは。
デメリットは?
- シワになりやすい(麻や綿)
- 縮みやすい(ウール)
- 色落ちや変色しやすい(絹)
- お手入れに少し手間がかかる
- 価格がやや高め(化学繊維に比べて)
「ガーゼ」生地の魅力
私が天然素材の中でも、特に気に入っているのは「ガーゼ生地」です。
「ガーゼ」生地とは、一般的には綿(コットン)を使用し、目の粗い平織りにした布です。
吸収性・通気性に優れているガーゼは医療用具として伝えられてきました。
気づいたら家のなかには、ガーゼ生地のモノがいっぱい!
タオル、ハンカチ、ストール、衣類、枕カバー、タオルケットなど写真に納まらないほど「ガーゼ」の魅力にはまっていました!

「ガーゼ生地」とは?
「ガーゼ」は、甘撚り(糸を甘めにねじり撚る)や無撚糸(ほとんど撚りをかけない)で作られた糸を使用してつくられています。
糸の撚り回数を少なくすることや、甘めに織られる平織りのため、繊維の隙間に空間ができます。
ガーゼの間に生まれる空気の層が、通気性と吸水性に加え保温性と保湿性も高めます。

医療器具の他、衣料品、寝具など幅広い用途で使われている「ガーゼ生地」
どんな特徴があるの?
ガーゼの特徴・魅力
- 軽く、やわらかい肌触り
ガーゼは甘撚り、無撚糸の糸でゆるく織られていて目が粗く詰まっていないため、軽くてやわらかで、ふわふわな肌触り♪
デリケートな赤ちゃんの肌着にも使われるほどやさしい肌ざわり。 - 吸水性・通気性に優れている
医療現場でもおなじみのガーゼ。
吸収力が高く通気性もよいので、汗を素早く吸収し空気を通してサラッとして快適です。 - 保温性に優れている
空気をふくんだ構造でほどよいぬくもり♪
夏は涼しく、冬はほどよく暖かく、季節の変わり目にも重宝する。 - 経年変化も楽しめる
洗濯するほど、ふんわりとやわらかい肌触りになる♪


私のお気に入りは、「快眠ラボ」の「雲ごこちガーゼ パジャマ」です♪
3重ガーゼの軽やかな通気性と吸水性で、汗をかいてもすばやく吸収・発散させてくれます。
天然素材では珍しく、横方向に自然な伸縮性があるのも嬉しいところ!
寝返りなどの動きにもやさしくフィットし、どんな姿勢でも心地よく過ごせます。
「快眠ラボ」のパジャマの魅力についての詳しい記事はこちらです👇
まとめ~天然素材の心地よさ~
天然素材は 「肌にやさしい」「快適」「環境にやさしい」
長く着るほどに愛着が増し、経年変化を楽しめるのも魅力です。
世知辛い世の中、せわしない日常のなかでも、心と体が「ほっ」とできる時間は大切だと考えます。
「天然素材」で、体だけではなく心まで「ほっ」と癒され、「心地よい」時間をお過ごしくだい♪



コメント