妖怪について
その昔、人々は、どうすることも出来ない災害などの天変地異、流行病などの災いは、人智を超えた何かの力によるもの、つまり「妖怪のしわざ」だと考えてきました。
行灯や提灯の明かりしかない夜の闇が広がるなかに、妖怪の気配を感じていました。
夜でも明るさと音に満ちた現代では、妖怪の気配は感じられないが、どこか闇もある。
科学や医療が進んだ現代においても、不可解なことや、不条理なこともあるこの世の中。
仕事などでも、納得のいかないこと、理不尽と感じることもあるかもしれません。
現代の身の回りにも、妖怪らしきものが存在しているかのようです。

あなたの身の回りにも、妖怪らしき何かがいるかも?
「逃げるは恥だが役に立つ」は、ドラマ化もされ、「逃げ恥」でおなじみの言葉です。
もともとは、ハンガリーのことわざで、「生き抜くためには、時には逃げることも必要!」というメッセージが込められています。
昔の人が恐怖や不安を「妖怪のしわざ」にして乗り切ってきたことは、「しなやかに強く生きる」ということに通じています。
まさに、挫折や苦境から回復する精神力。
時には、「逃げ恥」のことわざや「妖怪の仕業」にして、肩の力を抜くことも大切かなと思います。

~得体の知れない不思議な存在の妖怪~について
イラストやマンガでご紹介します。
ストレスなどは、妖怪の仕業にして笑い飛ばしたい!
ユーモラスな妖怪をお楽しみください♪
妖怪「震々」とは?
妖怪「震々」とはどんな妖怪?
「震々」と書いて、「ぶるぶる」と読みます。
ぶるぶる又ぞぞ神とも臆病神ともいふ。
人おそるる事あれば、身戦慄してぞっとする事あり。
これ此神のえりもとにつきし也。鳥山石燕「今昔画図続百鬼」【震々】
(1779年)より
鳥山石燕「今昔画図続百鬼」によれば、恐怖を感じた人の首筋がぞっとするのは、妖怪「ぶるぶる」が人の襟元にとりつくため。
別名「臆病神」「ぞぞ神」。
とりつかれると、寒気もする。
何か臆病になってしまうのも、この妖怪「ぶるぶる」の仕業かも?しれない!?
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