妖怪「河童」の面白い館!アルプス映える駒ケ根の大自然旅行

おすすめ妖怪スポット
当サイトは、私が過去に訪れたスポットの記録です。情報が古いものもあります。訪れたスポットのコンテンツ、情報が現在の状況と異なることがあります。訪れる際には公式ホームページなどでご確認くださいませ。

おもしろかっぱ館

おもしろかっぱ館は、長野県駒ケ根市、天竜川の東にあります。

天竜川沿いに見えてきたのは、可愛らしい河童の姿をした建物!!

駒ケ根市天竜かっぱ広場のある「おもしろかっぱ館」には、河童伝説の資料や、河童をテーマにした彫刻、絵画などの作品が沢山展示されています。
立派な河童のブロンズ像から、可愛らしい河童、ユーモアたっぷりの河童、アットホームな展示も。
館内は、まさに河童だらけ!!

お酒で有名な「黄桜の美人かっぱ」の絵も展示されていました。
とっても色っぽい魅力的なかっぱです。

かっぱ伝説

「新六様と河童」

外の「天竜かっぱ広場」には、なにやら馬に乗った人と河童のブロンズ像がありました。

「かっぱ伝説」は、数多く存在しており、日本各地にあるようです。
ここ、駒ケ根市にも「かっぱ伝説」があります。

民話「河童の妙薬」

昔、大田切川が天竜川に合流する地点に「下り松の淵」があり、河童が住んでいた。

江戸時代の寛政年間、高遠藩川奉行中村新六様がこの淵の近くを馬に乗って見廻りをしていると、いたずら河童が馬の尾に跳びつき、馬ごと淵に引きずり込もうとした。河童は驚いた馬に引きずられ、新六様の屋敷の馬屋に入ってしまった。

かわいそうに思った新六様は馬の尾にからまった河童を解放し、今後絶対いたずらをしない約束をした。助けられた河童はお礼に痛風の妙薬「かげんとう」の作り方を教えてくれた。中村家では以後150年間もの間、薬を販売してきた。

「かげんとう」の看板や薬袋、お礼の手紙が残っていて、「おもしろ河童館」に展示されている。
                  「おもしろかっぱ館ホームページより」

河童というと、泳ぎが得意・相撲が好き・キュウリが大好物等のイメージがあります。
人を水に引き込んだり、尻子玉を抜く悪い河童もいますが、日本各地のかっぱ伝説でも何かをしてあげると、お礼として薬や高価なものをくれるものもいたとか。

この駒ケ根の河童も、悪さをして、捕らえられ、「二度とこのような悪さをしません。お詫びに痛風の薬の作り方をお教えします。」と必死に訴えたようです。
かわいそうに思った新六は河童を許してやり、河童は屋敷の裏にある池で暮らし、約束通り痛風の薬を教えたとのことです。
悪さもするけれど、律儀なところもあり、妖怪のなかでは、人とのコミュニケーションにも長けているんだなーと思いました。

周りは緑がいっぱいのきれいな川!河童が好きそうな川!

かつら淵の河童伝説

昔、中沢菅沼の下間川下流にかつら淵と呼ばれる淵があって、河童が住んでいた。

川に遊びにくる子どもたちのしんのこを抜くので、子どもたちは怖がってだんだん近寄らなくなってしまった。

河童は淵の奥へ隠れようと下がるうちに岩が二つに割れてしまった。

それ以来、河童は淵に姿を見せなくなってしまった。
            「おもしろかっぱ館ホームページより」

↑「俺達の生きる道を探せ」とあります!
なんか、河童の気持ちからすると切ないような・・・
いや、これは、私たち人間へのメッセージかな!と「はっ」としました。

駒ケ根に来たなら「ソースかつ丼」!!

駒ケ根のご当地グルメといえば、「ソースカツ丼」!

千切りのキャベツの上にトンカツ、秘伝のソースが絡まっています。

かつ丼というと、全国的には「卵でとじたカツ丼」が一般的ですが、駒ケ根ではカツ丼=ソースカツ丼で、「卵とじカツ丼」は特別に注文しないとでてこないそうです。

駒ケ根の「ソースかつ丼」は、昭和初期に当時、市内のある飲食店の主人が「卵とじカツ丼」とは一味違ったものを!と「ソースかつ丼」を提供したのが始まりと伝えられています。
「食による街おこし」もおこなわれています。
「駒ケ根ソースかつ丼会」というものがあるようです。

長野県駒ヶ根市 駒ヶ根ソースかつ丼会https://komabu.net/index.html

駒ケ根ソースかつ丼」加盟店は、現在では、市内40以上もあるそうです。
加盟店の店頭には、オレンジ色の「のぼり旗」が出されています。
是非、本場のソースかつ丼を食べてみてください!




コメント

タイトルとURLをコピーしました